私がこの本を読んでみた経緯
社会学者 西田亮介氏が書いた本著ですが、
私が西田さんを知ったのは、youtubeで見かけたのが始めでした。
2ちゃんねるの創業者のひろゆき氏や、経済学者の成田悠輔氏とバチバチ対談している様子から、
この人は、どんな人なんだろうと興味を持ちました。
また、宮台真司を師匠にしているとの話もあり、
一度この人の本を読んでみたいなと思ったのがきっかけです。
たくさんの著書がありますが、その中でも、
「ぶっちゃけ、誰が国をうごかしているのか教えてください」は、
一番読みやすそうな印象があり、
また、サブタイトルにも17歳からと書かれていて、高校生でも読める内容なのだと思い、
手に取ることにしました。
どんな本!?
2022年の3月に出版されて本であり、コロナ禍での出版です。
なので、現在の状況と異なるため、内容に少しずれを感じるところもありますが、
問題なく読める内容です。古くはないです。
「ぶっちゃけ、誰が国をうごかしているのか教えてください」というタイトルですが、
政治や民主主義、メディアのあり方などについて、
素朴な質問に対して社会学者の西田亮介氏が答えていくQ&A方式で書かれていて、読みやすい本です。
丁寧にわかりやすく解説してくれていていますが、
高校生の私が読めたかどうかは疑問ではあります。
今の日本の政治やメディアのあり方、そのことが私たちの生活にどのように影響しているのか、
投票することの意味について疑問や興味がある方は読んで損はないと思います。
ずばり感想!
読んでみた感想としては、
政治について、メディアのあり方について、日本の社会のあり方についてザックリわかった感じです。
今自分がおかれている、この日本についてザックリと理解した感じですね。
入門書としてはベストだと思います。
「ぶっちゃけ、誰が国をうごかしているのか教えてください」というタイトルですが、
具体的に○○さんが国を動かしています!なんてことは書かれていません。
ただ、いま私たちがおかれている政治やメディア、日本のあり方などについて学べます。
特に印象に残ったのは、
政治家というのは、みんなにいい顔をするということでしょうか。
政治家が政治家であるためには、票を集めなければなりません。
票を集めるためには、当たり障りのないように良い顔をしないといけません。
特にメディアや有権者と接する時は、
良いイメージを持ってもらえるように、良い顔をする。
それは、職業上必要なことなのでしょう。
ただ、有権者としてはその顔に騙されてはいけない。
つねに疑いの目を持つことが大切です。
逆にいえば、有権者やメディアは、
政治家に対して、疑い監視するような役目があり、
常に、見張る必要があるのかもしれません。
そういった力を身につけるためにも、
本書を通じて、政治や社会のあり方に興味を持つことを大切でしょう。
監視する力を持つことにより、政治家も自分自身を律するのではないでしょうか。
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