二村ヒトシ著「すべてはモテるためである」を読んでみて、その大まかな解説と感想を書いてみました。
すべての女性好きの男子は読んで損はないと思います。
この本を読んだだけではモテることはないですが、
モテるためにすべき事が具体的な手順で書かれていて、実践すればモテる!と思います。
私は実践したわけではないので断言はできませんが・・・
でも年令問わず、気になる男は読むべきです。
すでにパートナーがいたり、結婚していても読んで損はないです。
私自身既婚ですが、読んでみて面白く勉強になることもありました。
あと、
私はさほど気にならなかったですが、
キツイ表現で書かれていたりするので、傷つく人もいるかも知れません。
でも、モテる男になるためにはその傷にも意味があるように思います。
あなたはどのタイプ!?
この本の特徴として、
まず初めに、自分のタイプを見つけることから始まります。
具体的に言うと、
- 感じのいいバカ
- 勘違いしているバカ
- 臆病なのにバカなふりをしている
- バカなのに臆病
- 考えすぎて臆病
- 考えられるが、臆病すぎないetc
6番は更に細分化されるのですが、詳しくは本書を見てほしいです。
本を読み進めていくと自分のタイプが分かってきます。
まずは大まかな自分のタイプを知ることが大切になってきます。
自分の居場所を持つ
次に「自分の居場所を持つ」ということです。
これは単に自分の部屋を持つや、職場での役割を担うということではありません。
人は様々な肩書を持っていると思います。
例えば、どこどこで働いているとか、こういう資格を持っているとか、
あると思いますが、そういったものではなく
「自分の居場所を持つ」とは、
自分が好きなものや事、熱中できること、心の拠りどころを持つことでと言えると思います。
自分が何者かを、「学歴や職歴以外で説明できるか」とも言えると思います。
何でもいいのですが、
「私は、〇〇が好きな人間です。」といえること。
動物でも、ゲームでも、読書でもなんでもいいのです。
自分自身を語ることができるかということです。
まずは自分のタイプを知り、自分が何者であるかを語ることができることが、大切になってきます。
相手の土俵に乗って、対話をすること。
自分がどういう人間であるかを自分自身で理解した上で、
モテたいと思う人と向き合うことが大切になってくる。
その時に重要なことが「相手の土俵に乗って対話をすること」です。
まず「相手の土俵に乗る」とは、
自分自身のことはまずはおいておくこと。そして、相手の話を聴くこと。
相手の土俵に乗るというのは、まず自分の土俵から降りること。
土俵というのは、上記で述べた居場所とも言えると思います。
くれぐれも、自分の土俵に乗ったままで、相手を判断しないことが大切です。
私自身が、この本を読んだ時に思い出したことは、バイスティックの7原則です。
バイスティックの7原則は、福祉の専門職がもつ基本的な援助姿勢なのですが、
ありのままを受け止める(受容)や、非審判的態度、個別化などの7原則があります。
詳しくは以下を参照してください。
こういった福祉の専門職の基本的な態度と重なるように思います。
まずは練習として
自分のタイプや居場所を知り、相手の土俵に立って対話をする。
なんとなくは分かるとは思いますが、これだけではモテるきっかけは難しいでしょう。
そこで、まずは練習が必要ということで、
キャバクラやスナックなどの女の子がいるお店での経験を積むことを進めています。
まぁ、お金がかかってはしまいます・・・。
全く女の子に免疫のない人は、まずは自己投資だと思って
キャバクラやスナックなどのお店のプロの方と話をすることから始めるのがいいかもしれません。
私自身、若い頃に職場の先輩によく連れて行ってもらった経験がありますが、
今思い返すと貴重な経験だったと思います。
女の子と話すことに慣れたら、風俗なども紹介されています。
今だと、オンラインのライブチャットなども良いのではないでしょうか。
とりあえず、お金はかかりますが、自己投資や練習だと思って、
経験を積むことが大切になってきます。
自分の居場所から、SNSなどからサークルを見つける
ある程度、女の子と話すことに慣れたら、
自分が好きな趣味や、上記で述べた居場所と関連するサークルを探して、
参加して見ることを勧めています。
ある程度はお金を払いつつ、経験を積んで、実際のプロではない方と関わりを持っていくことが、
比較的、挫折を感じにくく、失敗も少ないのではと思います。
まとめ・感想
この本は、
よくある女の子を口説く際のノウハウ本とは、全く違っていて、
むしろそのような本を読むことはやめるべきだとも書かれています。
女の子はこう口説けばいいなんてものはインチキで、
女の子にはそれぞれ個性があり、個別性を見きわて関わっていくことが大切で、
そのためには、自分自身を知ること、
そしてお金はかかるが経験を積んでいく必要があるということだということです。
モテるための一番現実的な方法のように思います。
あとアカデミックな立場の方からの評価も高いことが面白く感じました。
フェミニストの上野千鶴子さんの書評や、哲学者の国分功一郎さんとの対談も本には掲載れています。
著者の二村ヒトシさんは、社会学者の宮台真司さんとも対談した本があり、
こちらの本もおすすめです。
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