もしかしてあなたは完璧主義じゃないですか?完璧主義者が陥りやすい悩みとその対処法について

人間関係

完璧主義とは

0か100かで物事を考えたりすることを完璧主義と言ったりしますよね。

ちょっとしたミスが許せない、80点や90点が許せない。

常に100点でなければならない。

そんな風に物事を考えていることはないですか。

昔は自分自身のことを完璧主義者だなと思うことがありました。

いや、今でもあります。

自分の失敗を許せなかったり、

失敗しないために、事前に準備をしすぎたり、考えすぎてしまったりと。

最悪の事態に備えて、あれやこれやとシミュレーションをしずきてしまう。

もちろん、完璧を追い求めることは悪い事ではないと思います、

ただ、介護職や対人援助職においては、

そうもいかないことがあるので注意が必要です。

完璧主義者が陥りやすい悩み

大きな達成感を得にくい

利用者の生活を日々支えていく中で、劇的に生活が良くなったり、

本人の状態が右肩上がりによくなるなんてことはほとんど起きないです。

そんな中で、高い目標を掲げて、頑張りすぎても成果が得いにくい場合が多いでしょう。

日々の生活の場面で、一つ一つの課題を解決していくことが大切です。

また、その積み重ねが大切になってきます。

完璧を追い求めるあまり、目標が高くなりすぎていないか注意が必要です。

正解がわかりにくい

自分が良いと思った対応が、利用者にとっては、良くない場合はないでしょうか。

職員間でも、自分が良いと思う対応と、他の職員との対応では、

評価が異なる場合もあります。

価値観が異なるが場合がありますよね。

また、どこまで支援すれば良いのかわかりにくかったり、

正解となる対応が見つからないこともよくあることです。

完璧主義の人にとっては、

自分の対応に自信が持てず、疑心暗鬼になってしまうのではないでしょうか。

自分の役割と価値観を自覚する

完璧主義者は、常に100点を追い求めてしまいます。

90点や80点では、合格にならず、自分自身を卑下してしまう可能性もあるでしょう。

そうならないために2つのポイントをあげてみました。

職場における自分の役割を自覚する

完璧主義者と言うのは、

自分自身の中にしっかりとした評価軸を持っている人だと思います。

自分の中にゆるがない物差しを持っていると言っても良いでしょう。

ただ、その物差しと、職場における物差しは異なります。

職場における物差しとは、言い換えれば職場における役割です。

あなたは自分の役割をしっかりとこなせているのであれば、

自分の物差しを一旦手放しても良いのではないでしょうか。

要は、他者の評価に身をゆだねてみるということです。

先輩や上司に、自分自身の仕事の出来不出来について確認してみても良いかもしれません。

自分自身が持っている価値観を自覚する

完璧主義者と言っても、すべての分野において完璧な人などいません。

人間、どこかに偏りがあります。

偏りと言うのは、自分自身が完璧にしたいと思っていることです。

自分自身で完璧にできていると思っている事でも、

他の人から見たら、全然そうでないこともあるかもしれません。

完璧主義者は、自分の中に揺るがない物差しを持っていると先ほど述べましたが、

その物差しはどのような物差しなのでしょうか。

「言われたことをしっかりとこなす物差し」なのか、

「整理整頓がしかりしている物差し」なのか、

人によってさまざまでしょう。

「言われたことをしっかりとこなす」と言うのは、

まじめに仕事をこなすという評価ができるかもしれませんが、

時によっては臨機応変さや柔軟さに欠けることもあるかもしれません。

あなたが抱えている揺るがない物差しは、すべての物事を図れるわけではないです。

その物差しは、あなたが大切にしている価値観に基づいたものです。

まずは、その自分自身が持っている価値観に気づくことが大切です。

まわりのスタッフと意見をすり合わせる

完璧主義者と言うのは、

言い換えれば、自分自身だけの評価軸にたよった「独りよがりな人」と言えるかもしれません。

介護の職場や対人援助職は、

支援者1人で、利用者を支えるのでなく、

同じ職種のスタッフであったり、様々な専門職と連携しながら、

チームで利用者の生活を支えいきます。

専門職は、それぞれの専門性に基づいて働きをするし、

同じ職種であっても価値観や考え方に違いがあって当然です。

お互いの立場や意見を尊重しながら、

すりあわせたり、折り合いつける必要があります。

もちろん利用者主体であることは変わりませんが、

完璧を追い求めるあまり、「独りよがり」にならないようにしなくてはなりません。

時には自分自身の評価軸を脇に置いておくことも大切でしょう。

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