仕事を上手に教えられていますか?
私は、教えるのが苦手です。いや、下手です。というか避けている。
私のように新人の職員に仕事を教えることに苦手意識を持っている方は、
多くいるのではないでしょうか。
教えたつもりが出来ていなかったり、伝わっていなかったり、
教えるという労力が無駄になったと感じ、疲れてしまったりしませんか。
自分が新人職員だったころと比較したりして、
同じように教えてみたけれど、うまくはいかない事もありますよね。
最近は、パワハラになるのではないかと、教える側が委縮してしまうことも。
新人に仕事を教える時、どのように教えていますか。
私は、はじめに見学をしてもらって、その時に説明もします。
次に、私の見守りの元、新人職員に実践してもらうのです。
そこから一人でできるようになるまでが長いです。
新人職員によって、覚えるのが早い人もいれば、ゆっくりな人もいますよね。
ひとつの仕事を習得するのに時間がかかってしまうと、
教える側も教わる側も、疲れてしまいますよね。
そこで、
教える際に押さえておきたい最低限のポイントを考えてみました。
これだけは押さえておきたい2つのポイント
細かく分けて説明する。
例えば、
ベッド上で寝たきりの人のパッド交換を教えるのに、
一通りの流れを見てもらってから、はいやってくださいでは、
いっきに全部を覚えられないですよね。
まずは「声をかける」「布団をとる」「横を向いてもらう」などと、
細かく短い言葉で分けて、教えていく方がわかりやすいでしょう。
インスタントのカップ麺の説明の表記などもそうですよね。
「ふたを半分空ける」「中の袋を取り出す」「お湯を線まで入れる」「ふたをして3分待つ」
と言うように、教える際も細かく分けて説明した方が、わかりやすいかもしれません。
出来ているところは評価(ほめる)してから、改善点を伝える
次に、新人職員にしてもらい、評価を行います。
その際に必ず、できていることを褒めること、
そのあとからできていなかったことを改善点として伝えます。
出来ていないことだけを指摘されたら、モチベーションが下がりますよね。
また、できている事と出来ていない事を、しっかり分けることにより、
次の課題へ、意識が向きやすくなると思います。
教える姿勢がそのまま利用者に影響してしまうことも
丁寧に細かく教えることは、利用者に対しても、丁寧な対応を心がけてくれるようにもなります。
雑な教え方だと、そのまま利用者に対して雑な対応しかできなくなります。
先輩職員の教える姿勢が、そのまま利用者に影響を与えてしまうのです。
新人職員は、先輩職員の良い部分も悪い部分の吸収してしまいます。
教える側は丁寧な指導が求められます。
ただ、指導と言うのは簡単なことではありません。
自分が教えてもらってように教えてもうまくいかないことも多いでしょう。
昔は、先輩職員の背中を見て学ぶような文化もあったかもしれません。
ただ、今はそれでは通じなくなっています。時代も変わったのでしょう。
教育や指導と言うのは、組織が続いていくためには必要なことです。
そんな中でも、
- 細かく分けて説明する
- できていることを評価してから、改善点を伝える
を意識して新人職員の教育に取り組んでみてはいかがでしょうか。
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