コミュニケーションの重要性
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私は、介護の現場で仕事をしてきましたが、
よく思うことは「コミュニケーションが不十分」だということです。
介護の仕事や、対人援助の仕事において
利用者とのコミュニケーションだけでなく、
職員間でのコミュニケーションも大変重要なものとなっています。
利用者が日々何を考え、どのような思いで過ごしているのか知るためには、
コミュニケーションは欠かせません。
職員間で連携したり、相談する上でもコミュニケーションは欠かせないでしょう。
ただ、職員不足や、業務量の増加などもあり、
必要なコミュニケーションが取れないことも多いですよね。
そんな中で、少しでも職場でのコミュニケーションが円滑になるように、
自分でできる3つの事をあげてみました。
自分でできる3つのこと
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肩の力を抜き、表情を柔らかくする
介護の仕事は、感情労働と呼ばれることがあります。
利用者の対応において、時には自分の感情を押さえて対応することが求められますし、
職員間の人間関係においても、意見のくい違いなどから、
イライラしたりすることもあるかもしれません。
そんな時、表情が硬くなり、肩に力が入っていませんか。
人間は、緊張を強いられると、顔や肩の筋肉に力が入り、
相手からしたら怒った表情にみられることもあります。
相手と円滑なコミュニケーションをする際に、
怒った表情のままだと話しにくくなることもあるでしょう。
円滑なコミュニケーションをする際は、ひと息ついて力を抜いてみてください。
肩の筋肉を収縮させて、いっきに緩ませるように、
ストンと、力を抜いてみましょう。
リラックスしてコミュニケーションを取ることができると思います。
口調
仕事が忙しいと、早口になってしまう事があると思います。
早口になってしまうと、相手が伝えたいと思っていることが話し出すことが出来なかったり、
時には、相手をせかしたり、尋問をしているように感じてしまうこともあるかもしれません。
口調によって相手に不快感を与えてしまい、
コミュニケーションがうまくいかないこともあるでしょう。
円滑なコミュニケーションをする際には、ゆっくり丁寧に話すことを心がけましょう。
尋ね方
相手の意見を聞く際に、
「なんで」とか、「どうして」と言った言葉を使うことがあると思います。
「なんで、○○のようなことをしたのですか」
「どうして、△△のようなことを言ったのです」など、
ただ、相手の意見や考えを確認したいだけなのに、上記なような言葉を使ってしまうと、
圧迫感を感じませんか。
尋問をしているように感じますし、責任を擦り付けるような言葉にも聞こえます。
例えば、
「○○のようなことをしたのはなんでですか」
「△△ようなことを言ったのは、どうしてですか」と言い換えるとどうでしょうか。
少し印象が柔らかくなりますよね。
「なんで」「どうして」を言葉の後ろに持ってくるだけでも印象が変わります。
もっと丁寧に言えば、
「○○のようなことをした理由について聞かせていただけませんか」
「△△のようなことを言われたのは、何か考えがあったのか、教えてもらえませんか」
と言ってみてはどうでしょうか。
言葉が長くなりましたが、ここまで言うと相手も話しやすくなりますよね。
尋ね方ひとつで、相手の意見や考えを聞き出しやすくなると思います。
円滑なコミュニケーションをする上で、尋ね方を工夫することも大切です。
価値観や考え方は違って当たりまえ!
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軍隊のように統率がとれた組織であれば、
目的に向かって、上からの命令に従い、自分の役割を確実にこなせば良いわけですが、
介護の仕事や対人援助の仕事はそうもいかないことが多いです。
様々なニーズを抱えた利用者や、今まで過ごしてきた環境は多種多様です。
また、職員も同様で、働く目的や価値観も異なります。
人を相手にする仕事だからこそ、職員によって利用者の見え方も異なることでしょう。
そんな中で、利用者の生活を支えるために目指すべき方向を一つにしていく。
そのためには、職員間のこまめなコミュニケーションが必要です。
情報の共有や、相談事など些細なことを話し合うことも多いです。
一つ一つのコミュニケーションを少しでも円滑なものにするためにも、
- 肩の力を抜き、表情を柔らかくする
- 口調
- 尋ね方
上記の3点を気をつけてみましょう。
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