気づいたら、ネットを見ていて、
何時間も時間を無駄にしてしまい、罪悪感にさいなまれたりしたことはありませんか。
ネットだけでなく、ゲームやポルノにも、依存性があり、脳への悪影響が起きています。
ゲームをすることで起こる脳への影響
ロンドンのインペリアルカレッジの研究者が行った調査によると、
「50分間ゲームをするとドーパミンの放出が2倍に増えていた」というデータがあります。
ちなみに、
覚醒剤を静脈注射すると、
ドーパミンは2.3倍に増えることがわかっています。
長時間のゲームでは、
覚醒剤レベルのドーパミンが出るといういうことが言えます。
ポルノでは?
イギリスのケンブリッジ大学の研究によると、
ポルノにはまっている人の脳は、
ドラッグ中毒者の脳とほとんど同じような状態に変化しているというデータがあり、
ゲームにしろ、ポルノにしろ、長時間のはまると脳へのダメージが起きてしまいます。
ネット依存では、
中国科学院大学で行われた調査では、
ネット依存症の人には、脳の前頭前野に神経線維の損傷が見られることがわかっています。
これは、コカイン・ヘロインなどの麻薬中毒の患者と同じ所見でした。
そのため、研究者の間では、ネット依存症の事を
「デジタル・ヘロイン」と呼んでいるそうです。
ドーパミンとは
ドーパミンは「快楽」を与える物質と思われていますが、
実際は「期待」のホルモンであり、
期待ばかりが生まれて、その先の実益はいつまでたっても、得られない。
また、ドーパミンが出続けると、
分泌されにくくなり、ドーパミンの反応低下がみられ、
さらに強い刺激を求めて、ゲームやポルノに
どんどんのめりこんでしまうことも分かっています。
ドーパミンの反応低下は、
- 記憶力の低下
- 集中力の低下
- 意欲の低下
を起こしてしまいます。
依存の根底にあるもの
ネットやゲーム、ポルノなどの依存の根底には、
「さびしさ」や「満たされない気持ち」が隠れています。
これらを満たすために、
依存性の高く、脳への悪影響があるもので満たすのではなく、
ほかのもので満たすようにしていく必要があります。
依存から抜け出すための具体的な方法
例えば、
- 運動をする。
毎日、短時間でいいので運動の習慣をつける。
運動は、気持ち的にもリフレッシュできますし、
体を動かすというのは、それだけでたくさんの神経を動かすことになります。
そこから、脳に与える影響も大きいです。
- 仕事や勉強をする。
ゲームやネット、ポルノを見たくなったら、
「やるべきことを決めておく」と、
自分がやりたいことを、新たにやってみるのも良いと思います。
- 物理的に遮断をする。
自分を満たすものを変えることも手ですが、
物理的にネット環境を使いにくくする。
使わない時はケーブルを抜いて多く、フィルタをつけるのも手です。
- 記録をつける。
「やりたいこと」「やめたいこと」をリスト化して、
一日の終わりに、自分で採点すること。
そうすることによって、自分自身がどの程度、
依存から脱却できたのか自分で評価できます。
まとめ
私の経験談ですが、
若いころは、エネルギーがありあまり、
だからといって何かに打ち込むことこともなく、
起きている時間はずっとゲームばかりしていることがありました。
ネットや、ポルノを見てしまう時間やエネルギーを無駄にしてしまうことも。
今、思うともったいないなぁと思いますし、
若いから仕方がないと思います。
ただ、自分の快楽のために、時間を使うより、
誰かのために、あるいは将来の自分のために時間を使う方が、
返ってくるものが大きいと思いますし、
心も満たされやすいと思います。
私はこうやってブログを書いたり、副業をしたりすることも
おすすめです。
時間やエネルギーをただ消費するのではなく、
誰かのために、価値を生み出すことや、生産性のあることをすることに
依存しているのかもしれませんが。
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