今の職場より、より良い職場に転職したい。
そう考えるあなたに、具体的に何をすればいいのか、お伝えします。
転職する際は自分の中で基準を設ける。
より良い職場に転職したいと考えたときに、
まず、だれが見ても良い職場というのは、正直、少ないと考えた方が良いと思います。
そういう職場は、求人が出ることが少ないです。
なぜなら、良い職場なので、退職者があまり出ず、
抜けた穴を埋めるための求人も出てこないからです。
それよりも、自分にとって良い職場とは何かを考えましょう。
そして、自分の中で基準を設けましょう。
例えば、残業が少ない、休日が多い、給料が良い、研修制度が充実しているなど、
いろいろと基準がありますが、
自分にとって何が一番大事かを決めましょう。
そして、優先順位をつけても良いと思います。
また、次の職場で、「何がしたいか」、「自分がどうなりたいか」
というのを考えても良いと思います。
情報収集をする。
介護業界は慢性的に人手不足で、求人があふれています。
そのたくさんある求人から、自分に合った求人を探しましょう。
その時に、自分で建てた基準が必要になってきます。
気になった職場があればピックアップしましょう。
出来れば複数個選んで、比較してみましょう。
給料、年間休日、就業時間、賞与等は比較しやすいと思います。
求人の文面だけではわからないこともたくさんあります。
複数個所の面接を受ける。
面接などを受けた際に、実際の現場を知るために見学をするのが良いです。
働いている職員の様子や、入居者の表情などをみてみるのも参考になります。
そこから何かしらの雰囲気を感じると思います。
そういった職場の空気感は大切だったりします。
自分に合いそうだなとか、個々なら長く働けそうだなとか、
そういう感覚というのも大切だと思います。
面接だけでなく、採用試験があるところ
職場によっては、面接だけでなく、試験があるところもあります。
数回の面接だけでは、お互いのことなど、表面的にしかわかりません。
そのため、試験などを行い、多面的に評価をすることもあります。
面接だけでなく、試験もあるところは、働く職員のレベルも高いです。
それだけふるいにかけられているわけですから。
私の経験談
私は2回ほど転職を経験しているのですが、
新卒時の就職活動と、2回の転職経験についてお伝えしたいと思います。
新卒時(23歳)
実は、就職活動はしていませんでした。
国家試験に向けての勉強しかしておらず、
国家試験が終わり、ひと段落したところで、
就職活動を始めたという感じでした。
なので、就活を始めたときには
ほとんど新卒向けの求人はなく、即戦力を求めているような求人しかなかったです。
なので、学校を卒業してからは、ふらふらと飲食店でアルバイトをしていました。
ただ、このままではよくないなと思い、
当時でいうところのヘルパー2級の資格をとり、デイサービスでアルバイトを始めました。
それで社会人1年目が終わり、アルバイトから正社員で働こうと思い、
再び、就職活動を始めます。
当時は、夜勤を経験してみたいと思い、施設系の職場を探していました。
まずは、ハローワークに相談に行き、2か所面接を受けることになります。
1回目の転職 (24歳)
この時は介護系の資格としてはヘルパー2級しか持っていませんでした。
そんな中で2か所、面接を受けて、1か所だけ受かり、そこに就職することに決めました。
そこは、母体が病院の老人保健施設で、建物としてはかなり古いところでしたが、
今思うと、人間関係は良かったと思います。
ただ、給料は低く、夜勤6回ぐらいして、やっと手取り20万円超えるぐらいでした。
また、先輩職員に聞いたところ、昇給がここ数年ない状態だと教わりました。
そして、4年ほど働いて、そこの法人は倒産をしたのでした。
ただ、だからと言って、失業したのではなく、
新しい法人ができて、雇用契約を取り直し、
表向きは新たなスタートを切ったような感じでした。
ただ、ベテラン職員や役職のある人は一斉に退職していきました。
給料が高い人から、削られていったようでした。
私の場合は、それまで昇給がなかったため、特に給料もかわらず、
そのまま働いていました。
結局、6年ほどその職場では働きました。
その間に、介護福祉士と介護支援専門員を取得し、
法人内で異動があり、相談員や居宅のケアマネとして働いた時期もありました。
2回目の転職 (29歳)
でも、相談員やケアマネの仕事は、自分には合わないというか、
体を動かしている方が気が楽だと思い、介護職に戻ろうと思い転職をします。
また、看取りケアに興味があったので、看取りケアを行っている施設と、
結婚して、子供がいたので、保育所を併設しているようなところを探して、面接を受けました。
今回はハローワークだけでなく、就職フェアに参加したり、
転職サイトに登録したりして、就職活動をしました。
3社受けたのですが、3社とも内定をもらうことが出来ました。
この時感じたことは、
「資格と経験があればどこでも行ける」ということです。
1回目の時は、ヘルパー2級とデイサービス半年勤務ほどの経歴しかなかったのですが、
今回は、介護福祉士と介護支援専門員を持っていたのと、
6年ほどの介護業界で働いた経験もあったのが良かったのだと思います。
採用する側としても、
介護福祉士をもっていると、サービス提供加算がとりやすくなるのと、
介護支援専門員は、施設には必ずおかなければならないため重宝されます。
また、介護経験があるというのは、即戦力として使える、教える手間が省けるというのも、
正直あると思います。
まとめ
自分にとってより良い職場に転職するには、
経験はもちろん、資格を取るとさらに良いです。
実は私は、社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士、介護支援専門員、FP3級、等々を持っています。
2回目の転職時には、これらすべてを持っていたので、
面接するたびに驚かれました。
「コンプリートしてるね」とも言われました。
面接をうけて、終わって退室した後にすぐに、採用と伝えられたこともありました。
もちろん、資格や経験だけでなく、誠実さや、志望動機なども需要だと思います。
ただ、人手不足のこの業界で、経験と資格があるというのは強いです。
なので、今よりいい職場に転職する際は、
ある程度の経験と、資格を持っておくことをお勧めします。
コメント